top of page
執筆者の写真Keisuke Tanaka

カメラポジション、アングルについて

カメラポジション、アングルについて


今回は撮影をする時に意識して欲しいポジション、アングルについてを紹介します。




きちんとした構え方の補足となりますが水平(左右の傾き)以外に垂直(上下の傾き)を意識し

ていますでしょうか。



身体の硬さ、手の大きさが人それぞれ違うように、身長も人それぞれです。

身長が違う事で目線の高さが変わります。


当たり前の事を書いてますがとても大事な事だと思います。






いくつか例を交えて質問したいと思います。

子供を撮影する時、スマホでも何でも良いです。

カメラの構え方はどうなってますか?







カメラのレンズは下向きになっているかと思います。

勿論それが悪い訳ではありませんが…単純に自分より背が低い、目線より低いのでカメラを下向きにしてませんでしょうか。





次に自分より少し背の低い人を撮影したとします。

カメラのレンズは変わらず下向きになっていませんか?



その次、自分より背が高い人を撮影したとします。

そしたらカメラのレンズは上向きにしているかと思います。



被写体(撮影する人、物)に応じてカメラの構え方が変わる事で写真の撮影される画面の中に収める事が出来ます。




…ですがそれでは主役(被写体)は良かったとしても脇役(被写体の周りの背景)が考えられていません。





子供の例に戻ります。

今回はその場の状況についても追加しようと思います。

子供の入学式、綺麗に着飾った子供の人生の節目の日。 桜が咲いている中、校門の前に置いてある入学式の看板と一緒に撮影しようとします。


こう言った日の為にデジタルカメラを購入された親御さんもいると思います。 今はスマホで撮影されている方もいらっしゃっいますが…そこは時代ですね。

カメラのレンズの向きはどうなっているでしょうか…?

変わらず下向きになっていませんでしょうか。











仕事柄幼稚園の入園式や卒園式、小中の入学式卒園式等を撮影する機会があるので撮影されている親御さんを見ますが…下向きになっている方は多いです。

先程、子供を撮影する際は下向きになるのは悪い訳では無いと言いましたが今回(入学式のシチュエーション)の場合は良くはありません。

レンズが下向きだとどうなるか。

横から見た図です。(適当な図ですみません。)



子供、入学式と書かれた看板は写りますがレンズの先は…下向き、地面になってます。

それが真正面、上向きになるとどうでしょうか。

子供、看板、そして校門の先の校舎や桜が綺麗に画面内に収まるはずです。









真正面に、上向きにするにはどうするべきか。

答えは簡単です。


目線の高さ、カメラのポジションを変える事です。


自分の目線ではなく子供の目線と同じになるようしゃがみましょう。


その場合中腰の姿勢になるので…しんどいと思います。

ですがポジションを変える事は撮影するにあたってとても大事な事です。


どうしてもしんどい方はライブビュー撮影(背面液晶に像が見える状態)をオススメします!









今は子供の例を挙げましたが

少し背の低い、背の高い人を撮影する場合もどうでしょうか。

カメラのアングル(レンズの向き)を変えるのは簡単です。…というか楽です。


ポジション(レンズの高さ)を変えることを先ずは意識してみて下さい。

これはかなりの膝の運動となります。








大学の一回生で写真の撮り方を教わった際に


写真は足で撮れ

と言われました。

これには色々と歩き回って対象物を探す為※であったり焦点距離に寄る写り方の違いの為※であったりと様々な意味が含まれてますが…まさにその通りです。

※それらについたはまた別途紹介します。

先にも書きましたが

目線の高さは人それぞれです。

他人が撮った写真を見るのはとても勉強になります。 また他人が撮っている姿を見るのも勉強になります。 モデルさんの撮影会風景を見たことありますか?


1人のモデルさんの周りに様々なレンズ、カメラを持った方がぐるりと囲みながら撮影している姿は特殊な状況ですが…今後見る機会があれば是非皆さんのレンズの向きを見てみて下さい!

意識してカメラアングル(レンズの向き)を変えている方、ただ単純に自分の目線で撮っている方(ドキュメンタリー視点としては良いですが…)、ちょっと狙ってる所おかしいやろと思う方もいますがレンズの向き、カメラの高さを意識して上手そうな人を探して下さい。

たまたま良いカメラポジションになっている方もいます。 ただそうでない場合は良いカメラポジションを見つけなければなりません。








またまた違う例で紹介します。

ブライダルカメラマン(婚礼写真)には男性女性どちらも同じくらい?います。

同時期に始めた場合、先に上手な写真を撮るのは女性の方が多いと言われています。

結婚式の写真を良く見ている、主役の中でもメインの新婦さんと同姓だからと言う理由もあります。 また男性はカメラの構造から写真がどう写るかを考える傾向が、女性はイメージからどうすればそうなるかを考える傾向があります。 ※…そういう話もまた別途紹介出来ればと思いますので割愛します。





今回の話で言うと カメラポジションも一つの要因だと自分は思っています。



男性の平均身長、女性の平均身長は10cmほど違います。

ご存知の通り男性の方は少し高いです。


となると男性はカメラポジションの意識がないとレンズは下向きに…なってしまいがちです。

女性の場合はそれを意識しなくても良いポジションになっている場合もあります。

そうなると背の高い人は常に中腰で撮影しなければいけませんが…勿論メリットもあります。









それは高いカメラポジションから狙えます!




ただブライダルではそんなに必要がないし必要であれば脚立を使って撮影すれば事足ります…。


勿論 人物を上から撮るのが必ずしも悪い訳ではありません。上から撮る事で幼く見せる、可愛らしく見せる効果もあります。 ※これもいずれ更新出来ればと思います。








写真を撮る際、何でもかんでも自分の目線で撮るのでは無く色々な高さで撮影する事を先ずは意識して下さい。また自分が撮られる際はカメラマンの高さ、ポジションがどうなっているかも一度意識してみて下さい。

撮影する際の意識の仕方について。 今回少しヒントとして書きましたがまた次回の内容で紹介出来ればと思います。

0件のコメント

最新記事

すべて表示

写真が上手くなる為には

カメラを購入したきっかけは人それぞれですが必ずと言って良い程共通する目的があると思います。 上手な写真が撮りたい です。 せっかく良いカメラを購入したのですから誰もがそう思っているはずです。 単焦点レンズのような高いレンズ プロが使っている高画素機...

Commenti


bottom of page